プレスリリース、2014年2月3日

ニッポン・コネクション2014-開催のお知らせ
「VGFニッポン・イン・モーション賞」応募期間が延長されました。

 

第14回日本映画祭「ニッポン・コネクション」は昨年の大成功を経て、本年もドイツのフランクフルト市で開催されます。世界最大規模の日本映画祭「ニッポン・コネクション」は2014年5月27日から6月1日までの6日間で130本以上の新作品が上映されます。その中には多くのドイツ、またはヨーロッパプレミア上映も含まれています。また、大勢の映画人が日本から訪れる予定です。

幾つかのプログラムのハイライトは既に発表されています。2008年に『全然大丈夫』で本映画祭の「ニッポン・シネマ賞」を受賞した藤田容介監督が来場し新作品『福福荘の福ちゃん』を上映します。このコメディー映画はドイツの映画配給会社「Rapid Eye Movies」、イギリスの「Third Window Films」等が参加した共同制作作品です。

「ニッポン・レトロ」部門では今回中平康監督(1926–1978)の作品を取り上げます。先鋭的なビジュアルで現在も観客を魅了する中平氏は、黒澤明や新藤兼人といった映画界の伝説的な存在の助監督として映画界に入りました。1956年の挑発的な名作『狂った果実』で中平監督は日本のヌーベル・バーグの基盤を築きました。国際交流基金とケルン日本文化会館の支援の下、ドイツ映画博物館で9本の中平康監督の作品が上映されます。

今年の「ニッポン・カルチャー」部門にも多彩な文化プログラムが用意されます。フクシマの現状に関する講演や是枝裕和監督、日本の建築等に関するレクチャーの他にも数多くのワークショップで日本の伝統と今が紹介されます。日本のヒップホップダンス 、雅楽、料理教室、茶道、子供向け剣道教室、和太鼓、マンガ教室等、大変幅広いプログラムが開催されます。今回初めて開催されるのは、フランクフルトでの「日本グルメツアー」です。

「VGFニッポン・イン・モーション賞」の締め切りが延長になりました

12秒以内の超短編映像を募集している「VGFニッポン・イン・モーション賞」の締め切りが延長になりました。映画製作者やその卵はこのフランクフルト交通社VGFによる賞へ2014年3月15日まで応募できます。受賞作品は映画祭の前後数週間ずつフランク フルト市の地下鉄駅構内インフォ・スクリーンで上映されます。更に、第一位の受賞作品には250ユーロの受賞金が与えられます。
詳しい情報はこちらでご覧下さい:
http://www.nipponconnection.com/sakuhinboshu-276.html

映画祭
日本映画祭「ニッポン・コネクション」は公益法人ニッポン・コネクションe.V.の約50人のボランティアチームによって運営されています。本映画祭は2000年前当時大学生だった現在の代表マリオン・クロムファスを中心として始まりました。マリオン・クロムファスは2013年に日独交流への貢献が認められ日本国外務大臣表彰を授与されました。

会場
アーティストハウス・ムゾーン塔(Künstlerhaus Mousonturm)
ナクソスホール内ヴィッリー・プラムル劇場(Theater Willy Praml in der Naxoshalle)
マール・ゼーン映画館(Mal Seh'n Kino)(上記2会場で上映された映画の再上映のみ)
ドイツ映画博物館(Deutsches Filmmuseum)(「ニッポン・レトロ」)